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セラピーパテを使って、手の力を育てる3つのエクササイズ
手の筋力を維持する方法の一つに、リハビリテーションなどで使われる「セラピーパテ」があります。
セラピーパテは、粘土のような弾力のある素材です。握る、つまむ、押すといった動作を通じて、手や指の筋肉を使う練習ができます。
ただし、パテには硬さの違いがあります。初めて使う方や握力が弱い方は、柔らかいものから始め、強い力を必要としないものを選びましょう。
ここでは、基本的な3つの動作をご紹介します。
エクササイズ① ゆっくり握る「握力トレーニング」
この運動では、手のひらと指を使って、物を握る動作を練習します。
やり方
- 柔らかいセラピーパテを手のひらに載せます。
- 指全体で包み込むように、ゆっくり握ります。
- 力いっぱい握り込まず、無理のないところで止めます。
- ゆっくりと力を抜き、パテを元の形に近づけます。
まずは5回程度から始め、手の状態を確認しながら行いましょう。
ポイントは、強く握ることではなく、力を入れるときと抜くときの両方を意識することです。
気功でも、力を入れ続けることだけを重視するのではなく、余分な緊張を手放すことを大切にします。
握るときには必要な力を使い、戻すときにはゆっくりと緩める。
この小さな繰り返しを通して、自分の手がどのように動いているのかを感じてみてください。
エクササイズ② 親指と指先でつまむ「つまむ力のトレーニング」
私たちは、親指と人差し指を使って、実に多くの作業を行っています。
箸を使う、鍵をつまむ、紙をめくる、ボタンを留める。こうした細かな動作には、親指とほかの指を協調させる力が必要です。
やり方
- パテを小さく丸め、手のひらの上に置きます。
- 親指と人差し指の腹を使い、優しくつまみます。
- 数秒間、無理のない力で保持します。
- ゆっくりと指を離し、力を抜きます。
慣れてきたら、親指と中指でも試すことができます。ただし、指に痛みが出る場合は中止してください。
最初は片手3〜5回程度を目安にし、疲れを感じる前に終えましょう。
注意したいのは、指先を強く押し合わせすぎないことです。
特に、親指の付け根に痛みがある方や、親指の関節に変形性関節症がある方は、つまむ動作によって症状が悪化する場合があります。
その場合は無理に行わず、医師や作業療法士などに適切な運動方法を相談してください。
手の力を育てることは大切ですが、痛みを乗り越えて行う必要はありません。
エクササイズ③ 指先でパテを押す「指のコントロール運動」
手の働きには、握る力だけでなく、指を細かく動かす力も欠かせません。
この運動では、指先でパテを押すことで、指を一つずつ動かす感覚を意識します。
やり方
- パテをテーブルの上に置きます。
- 人差し指の腹をパテに当てます。
- 痛みのない範囲で、ゆっくり押します。
- 指を離し、次に中指、薬指、小指の順に行います。
- 最後に、親指でも同じように押します。
それぞれの指で2〜3回程度から始めましょう。
指を無理に反らしたり、関節を押し込んだりする必要はありません。
指先がパテに触れる感覚、押したときの抵抗、力を抜いたときの変化を感じながら、丁寧に行ってください。
なお、パテを押す動作も、関節や腱に負担をかける場合があります。痛みや腫れがあるときは避け、必要に応じて専門家に相談しましょう。
3つの運動に共通する大切なこと
これらの運動は、回数を競うものではありません。
最初は少ない回数で十分です。翌日に痛みや腫れ、疲労の増加がないかを確認し、自分の状態に合わせて調整しましょう。
手の状態によっては、セラピーパテを使わず、指をゆっくり開いたり閉じたりするだけでよい場合もあります。
また、手根管症候群などでしびれがある方、関節炎の症状が強い方、けがの回復途中にある方は、自己判断で筋力トレーニングを始めず、医療専門職に相談してください。
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